AppleがiPhone Pro Maxより高価な「iPhone Ultra」を2024年にリリースする可能性

Appleが販売するiPhoneの中で最も高価なモデルは6.7インチのiPhone 14 Pro Maxで、ストレージが1TBのものを選択すると価格は税込23万9800円にもなります。すでにかなり高価になりつつあるiPhoneですが、Pro Maxよりも高価な最上位モデルとして、「iPhone Ultra」のリリースをAppleが検討していると海外メディアが報じました。

Apple関連のリーク情報でおなじみのBloombergのマーク・ガーマン氏が、「『消費者は可能な限り最高のiPhoneを手に入れるために手を伸ばすことをいとわない』とAppleは考えています。そのため、AppleはiPhone Pro Maxにさらに独自の機能を追加して、2024年によりハイエンドなUltraモデルをリリースすることに取り組んでいます」とツイートし、AppleがiPhone ProやiPhone Pro Maxといった現行のハイエンドモデルよりもさらに高価なモデルの開発に取り組んでいる可能性を挙げています。

Appleは2023年度第1四半期(10~12月)の決算を発表したばかりですが、この決算説明会の中で、ティム・クックCEOが同社の将来についてかなり示唆に富む発言を行っていたとガーマン氏は指摘しています。決算説明会の中で、クックCEOはiPhoneの平均販売価格が上昇していることについて、「ユーザーはそのカテゴリで購入することができる最高のものを得るために喜んで手を伸ばしているように思います」とコメントし、より高価な端末が登場してもiPhoneの需要を維持することができるだろうと示唆したそうです。クックCEOはiPhoneの値上げについては言及していませんが、新しい機能を有するのであれば現行のモデルよりもより高い価格帯のモデルをリリースする価値はあるとも述べています。
ガーマン氏によると、AppleはこれまでにもiPhoneの最上位モデルに「より高価なiPhone」を追加することを社内で検討していたそうです。実際、Appleは近年ミドルレンジモデルの通常iPhoneとハイエンドモデルのiPhone Proの性能を明確に区別するようになってきており、これが消費者がiPhoneにより多くの金額を割く明確な理由となっていると指摘しています。
なお、2022年のスマートフォン市場は新型コロナウイルスのパンデミックや景気後退の影響で端末の出荷台数が前年比で減少したものの、ハイエンド端末の需要が増加したため平均販売価格は上昇しています。こういった市場の動向も、Appleのハイエンドモデル重視路線を後押しする可能性があります。

ガーマン氏はAppleがiPhone Pro Maxよりもさらに高価な最上位モデルにつける名前は「Ultra」になる可能性があるとしています。その理由としては、Apple Watchの最上位モデルであるApple Watch Ultraや、M1シリーズの最上位モデルであるM1 UltraといったプロダクトにUltraのネーミングをつけているためです。
また、AppleはiPhone Pro MaxをiPhone Ultraに改名するのではなく、Proシリーズの上にUltraを持ってくるために開発を進めており、「2024年のリリースに間に合うように」Ultraの開発に取り組んでいるとガーマン氏は推測しています。記事作成時点ではiPhone Ultraがどのような端末になるのかは不明ですが、より高速なチップを搭載し、よりハイスペックなカメラとより大きなディスプレイを搭載することになるだろうと推測。さらに、将来的なiPhone全体での仕様変更を見据えて「ひと足先に充電ポートがなくなる可能性もある」とガーマン氏は推測しています。
なお、過去にはAppleが折りたたみ式iPhoneの開発に取り組んでいることがウワサされていましたが、記事作成時点では折りたたみ式iPhoneがすぐにリリースされることはないとガーマン氏は指摘しています。

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分类:情報

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