NASAと豪州の研究者、宇宙望遠鏡で「地球外生命」の探査開始

米国とオーストラリアの研究チームが共同で、地球低軌道に打ち上げた宇宙望遠鏡で、太陽系から最も近い地球型惑星の「ケンタウルス座アルファ星」の周囲の生命体の痕跡を探ろうとしている。

トリマンと名付けられたこのプロジェクトには、シドニー大学とNASAのジェット推進研究所(JPL)の科学者らが参加し、オーストラリア政府とビリオネアのユーリ・ミルナーの「ブレイクスルー・イニシアチブ」から資金提供を受けている。

ケンタウルス座アルファ星は、地球から4.35光年の距離にある3重連星で、3つの星のすべてに、温暖な気候を持つ惑星が存在する可能性が指摘されている。科学者たちは、これらの星の周囲の、生命が存在するのに適した温度になる「ゴルディロックスゾーン」と呼ばれるエリアで、惑星を発見しようとしている。

今回の観測では、「diffractive pupil lense」と呼ばれる新たなレンズを搭載した望遠鏡で、3つの星の位置を測定し、惑星の重力に起因する小さな揺らぎを探知する。

プロジェクトを主導するシドニー天文学研究所のピーター・トゥースル教授は、これらの太陽系の隣人である惑星が、生命の暫定的なシグナルを発見し、分析できる可能性が最も高い場所だと述べている。

今年2月には、ケンタウルス座アルファ星の周囲で、生命が存在する可能性がある惑星が発見されていた。さらに、2016年にもこの星の周囲のプロキシマ・ケンタウリという赤色矮星のゴルディロックスゾーンで、いくつかの惑星が発見されていた。

ミルナーと故スティーブン・ホーキング博士が設立したブレイクスルー・イニシアチブは、光速の20%の速さでケンタウルス座アルファ星まで移動できるナノ宇宙船の開発プロジェクトを、2016年に始動していた。

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