iPhoneのバッテリー交換はどこでできる? 交換のタイミング、費用や交換前にすべきことも解説

iPhoneのバッテリーが劣化してしまった場合は、交換する必要があります。本記事ではバッテリー交換をどこでするのか、交換にかかる費用、交換が必要なタイミング、交換方法などについて解説します
iPhoneのバッテリー交換はどこでできる?iPhoneのバッテリーを交換する場合、いくつかの手段があります。
公式修理サービスに持ち込むAppleの公式の修理サービス「iPhone の修理サービス」は、全国にある「Apple Store」または「Apple 正規サービスプロバイダ」に持ち込むことで受けられます。「Apple 正規サービスプロバイダ」とは、Appleが認可した修理店です。
それらに持ち込んでバッテリー交換を依頼した場合、即日交換(数時間待ち)のこともありますが、状況によっては「Apple リペアセンター」へ送られることもあり、その場合は5~7営業日かかるとされています。


配送修理を依頼する修理拠点にiPhoneの持ち込みが難しい場合は、「Apple リペアセンター」へ配送修理を依頼することも可能で、Appleバッテリーの公式Webサイトから申し込みます。申し込み後にAppleからの配送業者がiPhoneを回収に来てくれるので、手渡しして送付することになります。この場合、バッテリー交換が完了して送り返してもらうまで5~7営業日かかるとされています。
契約したキャリアのショップに持ち込むiPhoneを大手携帯電話会社(キャリア)で購入した場合、そのキャリアショップに持ち込むことでバッテリー交換が可能です。ただし即日の交換に対応している店舗とそうでない店舗があります。即日交換できない店舗の場合には、やはり1週間程度iPhoneを預けることになります。
家電量販店(正規販売店)に持ち込むApple製品の「正規販売店」になっている家電量販店の一部が「正規サービスプロバイダ」として認定されていれば、その店舗に持ち込んでバッテリー交換が可能です。


しかしたとえ正規販売店でも、正規サービスプロバイダに認定されていなければ、店頭でiPhoneの修理を受け付けてくれません。購入した店舗にiPhoneの修理を相談し「対応不可」と返答された場合には自分で公式の修理サービスへ申し込む必要があります。
修理専門店に持ち込む(注意が必要)また最近街角にはiPhoneの修理を行っている修理専門店が多数あります。もちろんバッテリーの交換は可能ですが、そういったApple非公認のお店でバッテリー交換などの修理を受けると、メーカー保証から外れることとなります。iPhoneのバッテリー交換にかかる費用は?iPhoneのバッテリー交換に必要な費用はどのぐらい必要でしょうか?
補償(保証)期間内の価格iPhoneを購入して1年間は「ハードウェア製品限定保証」が付随しています。1年以内にバッテリーが自然劣化した場合、Appleの公式修理サービスを利用することで無償で交換できます。
また、製品補償をさらに1年延長するのが「AppleCare+」です。AppleCare+は購入から30日以内に申し込むことができる有料補償サービスですが、購入と同時に契約している人も多いでしょう。この場合も、公式修理サービスを利用すれば無償でバッテリー交換が可能です。


なお、キャリアでiPhoneを購入したタイミングでAppleCare+を契約し、その後たとえば格安スマホへ乗り換えた場合、乗り換えの時点で契約が解除されることもあるようです。また、購入後1年以上経っていて、AppleCare+が解除になっていると補償対象外になるので注意が必要です。AppleCare+と乗り換えの関係は、キャリアやiPhoneの購入時期によって異なるので、乗り換えタイミングで必ず確認しておきましょう。
補償対象外の価格iPhoneの購入後1年以上が経過していて、AppleCare+に加入していない場合、バッテリー交換は有償となります。
Apple Storeに持ち込んだ場合と、配送修理を依頼した場合、バッテリー交換料金は、2017年に発売されたiPhone Xシリーズから最新のiPhone 13シリーズのバッテリー交換料金は8,140円、それ以前のiPhone製品は5,940円とされています。上記はApple でバッテリーを交換した場合の料金です。Apple 正規サービスプロバイダの料金は、これとは異なる場合があります。料金はすべて税込です。


キャリアやApple 正規サービスプロバイダでバッテリー交換を依頼した場合は、基本的にはAppleの公式修理サービスと同価格に設定されています。場合によって価格が変動することもありますので、バッテリー交換を正式に依頼する前に確認しておきましょう。
また、Appleの保証が切れている場合でも、キャリアの各種補償(保証)が有効なこともあります。対応はキャリアや加入している補償(保証)の内容によって異なりますが、バッテリー交換に必要な費用を負担する補償(保証)サービスもありますので、キャリアでのバッテリー交換を検討しているなら確認しておくべきでしょう。
なお当然ながら、補償(保証)期間内であっても期間外であっても、公式修理サービス以外でバッテリー交換を行えば、料金が請求されます。料金は修理業者ごとに異なります。iPhoneのバッテリー交換前にすべきことiPhoneのバッテリーを交換する前には、どういった準備が必要でしょうか。
バックアップをとるバッテリー交換を依頼する場合、基本的には保存されているデータがクリアされると考えたほうがいいでしょう。そのため、iPhoneに保存された大事なデータはバックアップしておくべきです。
iCloudでバックアップするiCloudを利用して、クラウド上にバックアップを作成できます。
1.iPhoneをWi-Fiに接続し、「設定」→「ユーザー名」をタップします。


2.「iCloud バックアップ」をタップします。
3.「今すぐバックアップを作成」をタップします。
3.「今すぐバックアップを作成」をタップします。
iTunesを使ってバックアップするパソコンまたはMacにバックアップを作成できます。
1.iTunesを起動します。
2.iPhoneをUSBケーブルでパソコン/Macに接続します。
3.「このコンピュータを信頼しますか」と表示されたら画面に従って操作します。
4.iTunesでiPhoneを選択し、「今すぐバックアップを作成」をクリックします。
4.iTunesでiPhoneを選択し、「今すぐバックアップを作成」をクリックします。
Mac(macOS Catalina以降)でバックアップするmacOS Catalina以降のMacなら、Finderからバックアップを作成できます。
1.Finderを起動します。
2.iPhoneをUSBケーブルでMacに接続します。
3.「このコンピュータを信頼しますか」と表示されたら画面に従って操作します。

4.Mac上でiPhoneを選択し、「今すぐバックアップを作成」をクリックします。
持ち込み修理をする場合持ち込み修理の場合は、バックアップをしたあとで「Apple ID」のパスワードを用意します。修理を依頼するときに、店頭でiPhoneの初期化や「iPhone を探す」機能をオフにする必要があることがあるためです。
また、持ち込む前にバッテリー残量をなるべく30%以下にしておくことがAppleからは推奨されています。
最後に、運転免許証やパスポートといった、本人確認書類を用意して店頭にiPhoneを持ち込みましょう。


配送修理をする場合配送修理の場合は、iPhoneをバックアップしたあと、iPhoneを初期化します。また、Apple IDのデバイスリストからバッテリー交換するiPhoneを削除しておきます。
SIMカードを抜き、紛失しないように保存しておきます。eSIMを利用している場合は、キャリアやMVNOに連絡して利用を一時停止します。
最後に、iPhoneのケースや保護フィルムなどを外します。
配送修理の申し込みが完了している場合、すでに引き取りの日時が決まっているはずですので、それに間に合うように準備しておきましょう。


iPhoneのバッテリー交換が必要なタイミングそれにしても、iPhoneのバッテリーはどういうタイミングで交換の判断をするべきなのでしょうか? 一般的には、バッテリーの劣化や不具合が生じたらすぐに交換すべきです。
以下のような状況が生じたら、バッテリーを交換するサインです。
バッテリーがすぐ消費されてしまうそれほど使っていないのに、数時間ほどでバッテリー容量が100%から10%未満になってしまうようなことが頻繁に起きるようなら、それはバッテリーの劣化が原因と言えるでしょう。
バッテリーの性能が低下すると、充電できる最大量が小さくなってしまって、たとえ満充電してもすぐに使い切ってしまうからです。
アプリが急に落ちることがよくあるバッテリーが劣化し、十分な電力を継続的に出力できなくなると、スマホのCPUが本来の性能を発揮できずに強制的にアプリが終了してしまうことがあります。いわゆる「アプリが落ちる」状態です、
iPhoneのOSやアプリ自体をアップデートすることで改善されることもありますが、アップデートでも状況が変わらないようなら、バッテリーの不調を疑ってもいいでしょう。
電源が落ちたり、再起動したりするアプリと同様、バッテリーの不調によってiPhone自体の電源が勝手に落ちてしまったり、勝手に再起動してしまったりするようなこともあります。


バッテリーの不調以外にも、電波が不安定な場所でiPhoneを使っていたり、iPhone自体の動作が不安定になっていたりすることが原因になることもありますので、いったん端末を再起動するなどして確認してみてください。
長く充電しても溜まらない充電に時間がかかるときや、ケーブルを接続しても充電されている様子がない場合は、まずはApple純正の充電器とケーブルを使い、きちんと充電器とケーブルが接続されているか確認しましょう。またそのとき、充電ポートにゴミなどが入り込んでいないか、充電アダプターがしっかりコンセントに差し込まれているかも確認してください。
それでも状況が変わらない場合は、バッテリーが劣化している可能性があります。
充電中のイメージ
画面パネルが浮く、液晶の表示不良バッテリーが劣化することで、バッテリーそのものが膨張して変型してしまうことがあります。
iPhoneの内部は、余計なスペースがほとんどない状態でさまざまなパーツがキッチリと収まっています。そのため、バッテリーが劣化して変型すると内部から液晶パネルに干渉する格好になってしまい、液晶画面が浮いたり、表示不良になったりするのです。


さらにバッテリーの変型が進むと液晶パネルが破損する可能性もあるので、早急の対応が必要です。iPhoneの劣化したバッテリーを使用し続けるとどうなる?バッテリーの劣化を感じながらもiPhoneを使い続けるとどうなってしまうでしょうか?
起動できなくなるiPhoneが起動しなくなる可能性があります。
最悪の場合、まったく充電できない状況になり、充電ケーブルやモバイルバッテリーを接続した状態でも起動できなくなることもあります。
バッテリーが膨張する先にも触れましたが、劣化したバッテリーは膨張することがあります。
液晶画面へのダメージのほか、本体が壊れてしまうこともあります。また最悪の場合は、発火や爆発といった事態になることもあります。
膨張を感じた場合は、すぐに対処が必要です。
iPhoneのバッテリー劣化を防ぐ方法劣化したら交換するのがセオリーですが、できるだけ劣化しないようにiPhoneのバッテリーを使っていきたいものです。


どのようしたらバッテリーは劣化しにくいのでしょうか。解説していきましょう。
充電は継ぎ足しで「バッテリーは使い切ってから充電するべき」という話を聞いたことがあると思います。しかしこの話は、バッテリーに「ニッケル水素電池」が採用されていたころの話です。
現在、iPhoneをはじめとしてスマホやパソコンなど充電して使うデバイスのバッテリーには主として「リチウムイオン電池」が採用されています。リチウムイオン電池は、充電がゼロになるとバッテリーとしての性能が低下し、劣化を早めてしまうことがあります。
そのため、できればバッテリー残量が0%になる前に継ぎ足しながら充電することを心掛けると、バッテリーは劣化しにくくなります。


フル充電を避けるバッテリー容量を使い切ると劣化を早めるのと同様、フル充電しすぎてもリチウムイオン電池は劣化する傾向にあります。最近のデバイスは安全装置が備わっていてフル充電しても問題が起きることはあまりありませんが、使わないiPhoneを充電しっぱなしにしておくのは避けたほうが賢明です。


充電したままの使用は避けるiPhoneバッテリーが減ってきたときなど、充電しながらiPhoneを使う人は少なくないと思います。
しかし、充電した状態でiPhoneを使っていると、本体が発熱しやすくなります。熱は内蔵バッテリーにダメージを与えることがあり、やはり劣化の原因の1つとなります。
iPhoneを使うときには充電ケーブルを外すことを心掛けましょう。
高温状態は厳禁充電したままの使用での発熱がiPhoneのバッテリーに良くないの理由と同じで、高温状態で使うとバッテリーの劣化につながることがあります。


iPhoneの使用条件として、「周囲が0℃~35℃の場所」とあります。たとえばヒーターの前で温風を受けながら使っていたり、猛暑日に直射日光の下で使っていたりすると、iPhoneのバッテリーが劣化する原因となります。

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