バッテリーを長持ちさせるには

メーカーが発表しているリチウムイオン電池(単セル)の寿命は、300サイクルでおおむね70~80%、500サイクルで
おおむね50~70%となっています。ユーザが実際にノートPCや携帯電話を使用していて
感じている電池の寿命に一致しているでしょうか。
携帯電話の場合は、夜寝ている間は充電台に載せ、昼間は使用というケースだと、1年間で300回程度充電 していることになるでしょう。 しかし、1年後に新品当時の70~80%の使用時間はないというのが実感でしょう。 もともと、毎日充電するといっても、完全放電-満充電というサイクルではなく、一日に使った満充電容量の 50%程度を継ぎ足ししているに過ぎない。 そもそもリチウムイオン電池はメモリー効果がないことを売りに しているのだから、継ぎ足し充電は寿命に影響しないはずである。と思いますよね。 買った当初は途中充電 しなくても2日程度は使えたのに、1年後には2日目に携帯電話画面の電池残量表示が1本しか立たなくなって しまう、という経験をされた方が多いのではないでしょうか。
この差異について考えられる原因は次のようなことです。
サイクル試験は充電2.5時間、充電から放電に切換の際1時間のキープ、放電1時間として、1サイクルに4.5時間 かかります。300サイクルは約2ヶ月で終わってしまいます。これに対して、実使用では、携帯電話では1年間で、 かつ、この間ほとんど満充電状態にあることになります。劣化の要因はサイクルの他に、ほぼ満充電状態での 長期保存という条件が加わります。この保存は温度条件によっては大きな劣化をもたらします。 パソコンでも、多くのユーザはACアダプターで使用する際も電池パックは接続したままで、電池パックは常に 満充電状態になることになります。
要は、満充電状態で高温の保存が、リチウムイオン電池は非常に有害であるということです。

携帯電話では単セル使用のため、これ以外の要因はありませんが、ノートPC等、多直パックではセルの バランシングという要因が加わります。
ノートPCは、携帯電話の電池パックよりも劣化が激しいことが多いようです。
これはセルバランスの要因が大きいことを示しています。
弊社にバッテリーリフレッシュで送られてくる電池パックを見てみると、セルアンバランスによって容量が
なくなってしまったバッテリーが非常に多いことがわかります。

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分类:情報

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